残雪の槍ヶ岳登山
槍ヶ岳山荘主催の「山の学校」に参加した。
期間は5月8~10日であるが、四国からの参加だと往復に2日が必要であり
併せて5日間となる。
四国から名古屋-松本経由で新島々-上高地へとはいった5月7日は
あいにくの雨、小雨に煙る河童橋を渡り、当日の宿、西糸屋山荘にチェックインした。
明日は、雨の中を槍沢まで歩きか・・・・・と、
ちょっとがっかりしながら就寝。
ところが、朝起きてみると前日とは打って変わって、朝日に輝く、まばゆいばかりの
穂高連峰が姿を見せてくれた。
午前中はのんびりと明神池までの往復を散策し、正午過ぎにバスターミナルに集合。
今回参加者は男性8名、女性2名であった。
明神岳、前穂高岳を左に見ながら梓川沿いの道を遡上し、徳沢を過ぎ、横尾大橋で
涸沢ルートと分かれて槍沢への道に入ると、谷間には残雪が見られるようになる。
初日は槍沢ロッジ泊まり。
5月9日、雪の緩むのを待って沢沿いに槍を目指す。
ババ平、大曲を過ぎると槍の穂先が見えてくる。
残雪、デブリの上に5月になってからの新雪が積もり、とにかく歩きにくい。
腐った雪にあしを取られながら槍の肩を目指すが、雲ひとつない青空から
初夏のような太陽が照りつけ、白塗りのように塗りたくった日焼け止めの効果も少なく
耳や唇が日焼けでピリピリと痛い。
夏山登山とは違って積雪期は直登なので、それだけ傾斜はきつく、3,000mちかくなると
明らかに空気が薄いと感じる。
喘ぎ喘ぎ、ようやく槍ヶ岳山荘まで到達。
槍の肩まで来てみると、槍の穂先までの北面には新雪が吹き溜まりとなっており
ガイドの判断で穂先への挑戦は断念することとなった。
穂先への岩場に取り付いているのは、ザイルで確保しあったベテランばかりであった。
その代わり、大喰岳まで行こうとガイドに誘われて5名が出発。
恐る恐る雪庇を歩き、大喰岳に立った我々は雪に覆われた神秘的ともいえる
穂高連峰の美しさに息を呑んだ。
5月10日、雪の緩むのを待って下山開始。
今日も容赦なく照りつける太陽は雪を溶かし、左右の崖で小規模の雪崩を
発生させる。
ガイドの「ハイ!尻セードで下りましょう」の声にメンバーはまるで子供のように
キャーキャー歓声を上げながら斜面を滑り降りた。
途中でピッケルを使った滑落停止の訓練を実施。
槍沢ロッジで昼食を取って梓川沿いを上高地へと下った。
夏山、秋の紅葉とはまた違った景観を見せた残雪の穂高を楽しみ
次回は槍の穂先に挑戦だ・・・・との思いを胸に、上高地を後にした。















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